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​時計修理への想い
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                      『時計修理を何処に依頼したかではなく、だれに依頼するか』

 ケイ ウォッチワークスを2016年7月に開業いたしました。時計修理業として、表題のお店になる事が目標です。この言葉は私の尊敬する時計士の方の言葉です。私の表題への想いを綴ります。

 チャレンジショップからスタートし、 お客様も途絶えることなくご来店いただいています。本当にこの四万十市で修理業で成り立つのか不安でしたが、皆様のお力添えを頂き日々邁進しております。本当に感謝しています。

(2019.9月)現在、修理依頼の割合は、県外の取引先からが6割、店頭・郵送での直受付が4割といった現状でしょうか。

 私の時計修理業の始まりは小さな時計店からでした。時計の専門学校を卒業後、時計修理専門業者に就職致しました。皆さんもご存知の有名メーカー数社の下請け業者でした。そういった会社では、メーカーとの連携を取り研修を幾度と行い、時にはメーカーへ出向することもありました。

そのメーカー仕事に携わってきたことが、時計修理への根幹を築き上げました。それは、的確な規定の元、的確な修理、丁寧な仕事を行うという事です。町の時計屋さんの修理だけでは掴むことの出来なかった修理感覚の基準値です。

 

 その培ってきた技術と経験、そして更なる高みを求めて独立開業致しました。

メーカーでは修理対応が終了してしまった時計、他の時計店に依頼したがお断りされた時計。取扱い代理店が変更したり、購入した時計店が閉店した場合など、何処に修理を依頼すればいいの? といったお客様のお声にお応えできるように。

 

 メーカー修理の最大のメリットは、部品をストックしてあるという事です。その点に関しては、メーカー修理の最大の強みです。では、メーカー修理のデメリットは?

それは部品を豊富に所有しているため、修理というよりも、ダメな部品は交換で対応するという事。裏を返せば、部品が無くなれば修理を受け付けてくれなくなる事です。

そして、アンティーク時計やヴィンテージ時計の文字盤や針なども、メーカー修理の場合交換されてしまい、ヴィンテージ時計の良さは皆無になってしまいます。

 そういった交換修理ではなく、本来の時計として不具合を修理し、部品の無い物でも作製し蘇らせる。この事を幅広く、深く出来る事、それが優れた時計士と言えるでしょう。

その修理の幅を広げる事は、終わりなき探求です。その探求に、日進月歩で取り組んで参りたいと思います。

 目に見えないユーザー様からのお時計を、県外の取引先から受けるのでは無く、直での店頭・郵送の直受付で成り立つお店。それが、現在の目標です。

                                                                         田中  啓